2026年6月7日主日礼拝「教え・交わり・パン裂き・祈り」

使徒言行録2章40節47節

2:40 ペトロは、このほかにもいろいろ話をして、力強く証しをし、「邪悪なこの時代から救われなさい」と勧めていた。
2:41 ペトロの言葉を受け入れた人々は洗礼を受け、その日に三千人ほどが仲間に加わった。
2:42 彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。
2:43 すべての人に恐れが生じた。使徒たちによって多くの不思議な業としるしが行われていたのである。
2:44 信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、
2:45 財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。
2:46 そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、
2:47 神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。
『聖書 新共同訳』©︎1987,1988共同訳聖書実行委員会 日本聖書協会

 さまざまなコミュニケーションの道具が開発され、遠方の人とも簡単に連絡を取り合えるようになりました。しかしその一方で、誰にも本音を語れずに、孤独を抱えている人も少なくありません。コミュニティの在り方も変化しました。 かつては地域や職場、親族とのつながりの中で生きることが当たり前でしたが、今では自分の希望する集まりを自由に選べる時代です。それは豊かさと言えますが、関係が気軽に始められる分、簡単に終わってしまうこともあるでしょう。 多くの人とつながりを持てても、内面まで深く分かち合うことはなかなかありません。
 教会というコミュニティも、社会の影響を受けます。関係性においても、誤解やすれ違い、理解しきれないこともあるでしょう。それでも教会は、趣味や利害によるものではなく、全ての人を招かれるイエス・キリストによる集いです。教会が誕生した時から大切にしてきたことがあります。それは、聖書の言葉に耳を傾ける「教え」、互いに支え合い、喜びと悲しみに共に与る「交わり」、主の十字架の恵みを覚える「パン裂き」、そして神に向かってささげられる「祈り」です。年齢も背景も考え方も異なる私たちが、一つの群れとして歩むことができるのは、教会の中心であるキリストに結ばれているからです。イエスが神の御言葉を分かち合ってくださり、日本に住む私たちの所にまで福音が届けられました。イエスが苦難を経験し、その痛みを担ってくださったからこそ、私たちも互いの痛みに寄り添うことができます。イエスが十字架でご自身が裂かれたからこそ、私たちは一つの食卓へと招かれています。そして今も復活の主が私たちのために執り成していてくださるからこそ、私たちも安心して神に向かって祈ることができるのです。教会の中心に、いつもイエス・キリストがおられます。主は私たちを神と結び合わせるだけでなく、人と人とをも結び合わせてくださいます。

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